先日ガールスカウトならではのとても嬉しい事がありました。ほんの半日ほどの時間でしたが、私の胸に心地よい余韻を残してくれた出来事となりました。
お電話があったのは、26日日曜日の朝。お相手は茨城県の団のSさん。Sさんは今、ご主人のお仕事の関係で名古屋に長期滞在中。そのSさんの旧知の友人でニュージーランドのガールガイドのNさんが名古屋を訪問されていました。この先、京都、滋賀など観光の予定はしっかり組んであったようですが、突発事項が起こるのは多々あること。Sさんは少々お困りの御様子で「急に予定変更が必要になったの、今日の午後犬山城と如庵を見学したいと思うのだけど・・」とのことでした。私は喜んで同行させていただくことをお返事し、午後から夕食まで犬山市内観光をしながら4人で過ごしました。
当然私は、観光の準備も予備知識もできておらず、会話はほとんどSさんにお任せでしたが、そこはガイドとスカウトの有難いところ。最初にサインと握手をした途端に、何の壁も感じない温かい雰囲気につつまれたのは自分でも不思議な感じでした。言葉も容姿もイングランド系のNさんは、ゆっくりと落ち着いた語り口で、私にはまるで時間の流れの違う空間を運んでくれているように感じました。「もしかしたらオレブさんはこのような人ではなかったのかしら?」とも思えるような人でした。Nさんはご主人と農場経営をされており、彼女は主にキウィの栽培を手掛けておられるらしい。時間的にも体力的にも大変なお仕事とは思いますが、自然と向き合うナチュラルな生き方をされていることを知り 「だから、、なるほど、、」とその人となりに納得しました。ガールガイド・ガールスカウトの素晴らしいことは言葉で語らずとも、その人の雰囲気で表せるものなのだと知ったことは大きな驚きでした。
最初Sさんからお電話があったとき、これは良い体験になるから一人ではもったいない、と思ったのですが、あいにく団の集会日でもあり、連絡する時間もなく誰もお誘いできなかったのが残念でなりませんでした。もし、これからこの様な機会があれば、スカウト・リーダーを巻き込み、新しい出会い、新しい経験をみんなですることができれば良いなと思ったことでした。
tsukubai inuyama jyo tokoroten tea time
良い機会を作ってくださいましたSさんと素敵なご主人に感謝です。