ステップアップ・その2

「組織拡充」・・・なかなか頭が整理できなくてもてあましている。頭脳程度が知れてしまうが、私なりにまとめる方向で考えてみた。
マスメディアの時代、その力は計り知れない。社会的な見地から認められていることが一般人にとって一番安心できる情報となる。ガールスカウトは世界的規模というものの、まだ認知段階はそのレベルまでは到達していない。それを単一組織の団関係者だけでカバーすることはなかなか難しい。

団で出来ること、それはまずスカウトとリーダーにあると思う。歩く広告塔として非常に大切な存在である。制服を着て出かけるだけでも「何だろう?」と思われているに違いない。「あー、ガールね」と好意的に一目置かれるようになれば合格であろう。態度で示すこと、スカウティングが生活に活かされていることが重要な鍵になってくるのではないだろうか?しかし、リーダはそれで終わってはいけない。中には「お金にもならないことをよくやるねぇ」と陰口され、結果的に「また出かけるの?」と言われたくないためにこそこそ出かけたり、出来るだけ制服は着ないで出かけることになってはいないだろうか?勧誘するところまでは行かなくても、こんな目的でこんなことをやっているんですよ、誰でも入れてリーダーにもなれるんですよ、という堂々とした態度とオープンさが必要ではないだろうか?運良くガールについて聞かれた場合は、積極的に誠意を持って説明することも大切。そのために先日の研修会のノウハウを駆使することが必要となってくる。

次にできることはまず活動内容を良く知ってもらうこと。広報の場としてはやはり公共のメディアがもっとも信頼度が高い。市の広報誌や市のバックアップがあるイベントには積極的に参加し真面目な団体としての位置づけをして行く。
また、市側にとっても協力が必要なときや困ったときに直ぐに手を貸してくれる頼れる団体として確立していくことも大切なことであろう。

HPも続けることが第一と取り組んではいる。しかし、HP自体自分でアクセスする気持ちがないと到達できない。PC世代の若いお母さんが多くなっている現在ではあるが、インターネット使用がショッピングや娯楽の域を出ていないのではないかと思えてならない。また、インターネットにまつわるマイナスイメージが強く、別になくても困らないし、子どもが勝手に触ると面倒だから出来るだけ遠ざけたい、と思っておられる方もまだまだいらっしゃる気がする。

少々話が飛ぶが、元々学術的な立場の世界的情報交換から始まった筈のインターネットが、今や面白サイトや商業ベースサイト中心になってしまったことがとても残念に思えてならない。兎に角、HPによる一般への正当な訴えはまだまだ届きにくいが、ここはじっと我慢、当分の間は地道にスタイルを変えることなく続けようと思っている。

国際的組織について、年長スカウトにとっては国際交流は魅力あるプログラムである。これを前面に出せれば大きな目玉になるのではないだろうか?日連にもいろいろな企画はあるがやはり言葉の問題でハードルが高い気がする。英語が話せなければだめ、との印象が強いが、ある程度の単語を知っていれば何とかなるものと思う。ましてやスカウト同士という大きな共通点があるのだから、必死のコミュニケートが大きな経験となると思うし、それがきっかけで勉強の方向性も広がることもあるはずと思う。地域の枠を超えて、サポートできる専門リーダーがいらっしゃれば良いなと感じる。
しかし、・・外国交流経験の乏しい私が述べる立場ではないかも知れないが・・外国のスカウトに「やくそく」と「おきて」の意識はしっかり根付いているのだろうか?と疑問に感じることが数回あった。堅苦しさを排除して、楽しいことだけを前面に出して活動しているのは世界的な傾向なのでしょうか?せっかくの国際交流も通り一遍の観光交流にならないで、同じスカウトとしての心の共有ができればもっともっと発展すると思えるのです。

私たちはアマチュアです。世界組織にはガールのプロがいらっしゃると思うのだが、その人たちがもっと大きな存在になって、トップだけでなく末端まで指導が届くようにしていただければ、現場のリーダーにも世界的組織の一員であるという意識が芽生える気がする。

ガールスカウト愛知県第51団HPはこちら http://www.md.ccnw.ne.jp/aichi51/ 


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この記事へのコメント
こんにちは

すぐにコメントを書こうと思いつつ、なかなかよい言葉も見つからず・・。
キャンプも無事に終わったので、ゆっくりコメントを書かせて頂きます。

活動の意味を理解しつつも、やや違った方向へ行ってしまうことが多々あります。手旗のことも、言葉にして読むととてもわかりやすく、理解できました。
51団の活動はいつもとても刺激的です。
メディアを使ったり、町の行事で活躍したり、様々なツールをフルに活用しているように感じます。スカウトの落書きも面白いですね。団皆でPRしている姿は微笑ましかったです。 

一つの活動も、人によって理解が様々で、スカウトによっても発展していく方向も様々です。

レンジャーの1人が今年初めてホームスティ(学校行事として)するため、色々と相談がありました。お土産はどうしたらいいかとか・・。私の経験から色んなお話をしました。その一つに、私がファームスティをしたとき、放牧している馬を連れてきて、柱にくくりつけた姿をみて、お家の方が「どうしてロープができるのか」と聞いてきたのです。「私はガールスカウトだからです」と答えると。嬉しそうに「僕はボーイスカウトだったよ」と。
彼女はこの話を聞いて、早速予備キャンプでロープワークを特訓していました。 ガールスカウトとして恥ずかしくないように・・という意識からでしょうか。
海外へ行ったとき、ガールスカウト精神で、また日本人としても恥じないよう、異文化交流をしてきて欲しいなと思いました。
今頃彼女は海の向こうです。
今までの経験を活かした活動が出来ればと思います。

団キャンプブログにUPしました。
場所が場所だけに、NBCの写真のようですが(^^;)是非ご覧下さい。
Posted by kana at 2008年07月25日 14:45
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